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畳について
About Tatami



畳の基礎知識
About Tatami


POINT.1
畳床の中の空気が、高い断熱性と保湿性を生みます
5cmほどの厚さの畳床にはその材質に空気がしっかり詰まっています。空気は熱を伝えにくいと言う性質があります。つまり畳は冷たい空気をシャットアウトし、たくわえた熱を逃がさない羽毛布団と全く同じ。だから暖かく心地よいのです。

POINT.2
優れた吸放湿性で高温多湿な日本の住まいにピッタリ
夏は涼しく、冬は暖かいという畳の利点を生み出しているのは、畳表のイグサと畳床。イグサがスポンジとなって湿気を吸収し、畳床の中の空気が湿気を放出しながら、効率的に吸収しているわけです。畳一帖分の自然吸湿能力は約500ml。ゆっくり湿気を吸って吐く畳は、高温多湿の日本の気候に最適な床材です。

POINT.3
吸音・遮音があり、足音も気になりません
畳の部屋は他の部屋に比べて、静けさを感じさせます。これは視覚的に「落ちつき」を感じるからだけではなく、実際に畳床の空気が余計な音を吸収してしまうから。衝撃を弱くする弾力性に加え、この吸音効果があるから、畳の部屋はいつも静かで、少々乱暴に歩いてもその震動や足音が弱まるのです。
畳の基礎知識



日本人と畳の歴史
History
今、私たちが畳と呼んでいるイ草とワラで出来たものが、いつ頃から日本人の生活の中で使われだしたのかと言うと、平安時代の頃と言われています。
又、奈良の正倉院には、天皇が使用した畳敷のベットが残されていて、日本人と畳の関係は結構古くからなんです。そして現在の和室のように部屋いっぱいに畳が敷き詰められるようになったのは、室町時代になってからで、それまでは必要な時に畳を出し、数枚並べたり重ねたりして使っていたようです。
しかし、よほどの身分の高い貴族でないと使うことは出来ず、一般の庶民の生活に畳が溶け込んでいったのは江戸時代に入ってからなのです。



